伊藤光実践復帰、ショート田中俊太、センターラインの穴を解消できるかベイスターズ
今回は、野手について書きたいと思います。
上の記事では、今シーズンのポジション別OPSが載せられているのですが、
見てみると、
ベイスターズはキャッチャー、セカンド、ショート、センターと、センターラインが穴になっていることが分かります。
キャッチャーはOPS.294、セカンドはOPS.476、ショートはOPS.541、センターはOPS.489と、
OPS.600にも満たない数字が並びます。
去年は、倉本、大和、柴田、神里、嶺井など、OPS.700以上か、それに迫る成績を残している選手が多く、個人的にはベイスターズの打撃面での成長が著しいと思っていて、
今年は田中俊太選手の加入で更にチームの層が厚くなるのかなと思っていたのですが、
結果としてセンターラインに大きな穴が空いてしまっているのが今の現状なのかなと思います。
しかし、このセンターラインが穴になっている現状に徐々に光が見えてきているような気がします。
外国人復帰後、セカンドは牧が守るようになり始めていて、セカンドの打撃はかなり改善していくのかなと思います。
また、守備固めでセカンド牧を変える采配をしていないことから、「牧をセカンドとして育てていくぞ」という三浦監督の意志が見えますし、
何とかセンターラインに強打の選手を置けるようにしようというチームの長期的な目線にも立っているのかなと思いました。
センターは桑原がここ最近守ることが多くなっています。
三浦監督の方針としては、センターラインは守備範囲を求めるということがあって、レフト佐野、ライトオースティンということを考えても、センターは守備範囲をより重視した方が良いのかなと思います。
守備範囲で考えると神里選手もいますが、最近桑原選手の打撃好調なので桑原選手でセンターの穴は埋まりつつあるのかなと思います。
神里選手は、モチベーション下がり気味な気がしていて、モチベーションさえ戻ればまた活躍できると思います。
そして今日、伊藤光選手がファームで実践復帰をし、田中俊太選手がショートとして初のスタメン出場をしました。
伊藤光の打撃は折り紙付きだと思うので、伊藤光がキャッチャーとして定着してくると、キャッチャーの打撃はかなり改善してくるのかなと思います。
ただ1つの懸念としては、バッテリー間で一時的な混乱が起きるのではないかということ。
調子が乗ってきているチーム状況の中で、いきなり扇のかなめのキャッチャーを変えていくのは、少し怖いところかなと思います。
もし伊藤光選手が昇格することがあれば、バッテリーコーチ、嶺井、戸柱、高城も含めてカバーできるところはカバーしていって欲しいと思います。
そしてショートは田中俊太。
今年初めて田中俊太選手がショートとしてスタメン出場しましたが、ここにはある種このセンターラインの貧弱さを解消する目的があったのではないかと思います。
今はショートは大和、倉本が中心となっています。
ただ、大和選手は衰えなのかモチベーションが低いのか精彩を欠くプレーが多くなっています。
最近改善していますが代打陣の弱さもあって、倉本選手をスタメンに置くことは少し憚れる現状で、
ショート田中俊太は意味のあることだと思います。
代打倉本を維持しつつ、田中俊太が大和以上のプレーができれば、チームとして上積みはあるはずです。
田中俊太選手はプロ入り後、ショートを守る機会がかなり少ないですが、何とかショートとして頑張って欲しいですね。
セカンド、センター、キャッチャー、ショートと、センターラインに光が少し見えてきたと言えると思います。
センターラインを充実させて、ベイスターズ浮上して欲しいですね。
今回は以上です。