桑原への懲罰は個人的には大反対、しかし神里抹消で状況が変わってきたベイスターズのセンター事情
今回は、桑原選手への懲罰について書きたいと思います。
ほぼ1週間前の出来事で、「今さら?」と思う人もいると思いますが、
1週間越しでもどうしても書きたいので書かせて欲しいと思います。
先日の5月26日、センター桑原の3点タイムリーエラーがあり、その懲罰として桑原選手は交代となりました。
その後、センターのスタメンは今日までに神里3試合、関根1試合、桑原2試合。
打率.269 本塁打3 打点12 出.312 長.394 OPS.706 (6/1終了時点)
以上が桑原選手の今年の成績なのですが、
代替選手の神里のOPSが.512、関根のOPSが.561(6/1終了時)ということを考えると、この采配はいかがだったのかと思ってしまいます。
たしかに5月26日の試合は桑原のタイムリーエラーで負けたと言っても過言ではないと思いますが、
それを理由に外してそれから先の試合で1番が機能せず勝てない試合があっては本末転倒だと思います。
例えば、代替選手がもっと打てる選手であれば桑原外しも良いと思いますが、他が打てていない現状を考えると、どれだけ酷いプレーがあったとしても桑原を信じて任せるしかなかったのかなと思います。
三浦監督によるこの懲罰はかなり感情的なもので、どうなんだろう?と思ってしまいます。
そして、より重要なことは桑原のこれからのモチベーションに影響しないかということです。
桑原からすれば、ここまでのシーズンで自分がチームに貢献してきたことは意味がなかったことなの?となって、
モチベーションを大きく落として、さらに成績を落としてもおかしくはなかったと思います。
成績低下でレギュラーが剥奪されたということではないことが味噌だと思います。
桑原懲罰は、桑原を外して負ける試合が増えることと、桑原のモチベーションが下がって桑原自身の成績が落ち込んでしまうという、リスクが高い采配だったと思います。
しかし、今日の神里選手の抹消で状況が一転します。
神里選手は、ルーキーイヤーから3年連続OPS.700以上を記録した好打者で、今年の成績は神里選手のこれまでを考えるとありえない成績でした。
だからこそチームの伸びしろとして1つ神里選手の復調があったと思うのですが、桑原懲罰で思いがけずチャンスが巡ってきた中で故障してしまうというのは、
チームの浮上を考えても、神里選手個人を考えても、非常に苦しい結果になってしまったと思います。
しかし桑原選手にとっては別の話です。
桑原選手にとっては、レギュラーを奪回するチャンスが巡ってきたと言えるでしょう。
今日の試合では、マルチ安打に好守備と、桑原選手のモチベーションの高さを感じるプレーが多く見られました。
桑原のモチベーションは落ちていない。
これからまたセンターが桑原メインとなることを考えると、チームの安定もかなり進むのではないかと思います。
桑原の代替選手の活躍をただ待つような時間はチームにはもうないような気がしていて、
桑原がよほど成績低下しない限り桑原選手にセンターは任せるべきだと思います。
桑原返り咲きによるチームへの良い影響、成績面でもチームが安定するという面でもあると思います。
交流戦に入り、良いチーム状況の中でまたベイスターズがさらにノリに乗っていくことを期待しています。
今回は以上です。