高城の代わりがなぜ戸柱なのか
高城選手が二軍に降格し、戸柱選手が昇格するらしいという知らせがありました。
高城選手は4月に1軍昇格以降、ほぼ試合出場なくベンチにいた状況で、それでもチームが回っていた状況だったと思います。
最近でもスタメンは伊藤光か山本、途中出場も両者のうちスタメンで出てなかった方が出るという状況で、そもそも第三捕手が必要だったの?というような状況でした。
そんな中での高城選手の二軍降格。
これはしょうがない面があるのかなと思います。
ベンチにずっといては試合勘も薄れてくるでしょうし、高城選手にとっても再調整ということは必要だったと思います。
しかし問題は昇格相手にあります。
昇格した選手は戸柱選手で、キャッチャーの昇格。
第三捕手がいらない状況でのキャッチャーの昇格には違和感を覚えるところもあると思います。
普通であれば、キャッチャーを2人にして、投手を補充したり、他の野手を補充しても良いと思うのですが、そこでキャッチャーが昇格してきました。
ここには謎があると思います。
このようなことが起こった背景としては、
1. 伊藤光の不調
2. 山本をメイン捕手にはできない
3. 高城は”スタメン”で使えるような状況ではない
ということがあると思っています。
伊藤光選手は後半戦から調子が良くなく、打撃ではほぼ投手のような打席内容、守備でも二塁送球がひ弱になっていて、本調子とは程遠い状況です。
山本選手は今年から一軍で本格的に出てきた選手で、守備は一級品な選手だと思います。
しかし打撃はあまり良くなく、またリードも今は評価されていますがメインで使うにはまだ怖い面もあって、研究されればすぐに攻略されてしまうのではと思っています。
これらメイン捕手2人が危うい状況になってきていて、
特に伊藤光選手の体調が良くないことは大きく、山本選手を伊藤光選手が支えきれるか否か、これまでの伊藤光選手と山本選手の二人三脚が崩れかけている、そんな状況だと思います。
メイン捕手2人以外に”スタメン”で使えるキャッチャーが必要な状況になりつつあると思います。
メイン捕手2人が危うければ第三捕手の出番!
となるのですがその第三捕手の高城選手は実践から遠ざかりすぎて"スタメン"で使える状況ではない。
そこで行われたのが高城選手の降格と、戸柱選手の昇格だと思います。
実際、メイン捕手2人が万全であれば高城選手の降格の意味も、戸柱選手の昇格の意味も薄かったのかなと思います。
しかし、メイン捕手2人が危ういという状況と、実践を積み万全の戸柱選手の昇格、これは意味がある現象だと思います。
戸柱選手はスタメンで使われるために1軍に昇格してきたのだと思います。
伊藤光選手の体調がいきなり万全になったり、山本選手が急に覚醒するなどのことが起きない限り、戸柱選手のスタメンマスクは十中八九あると思います。
戸柱選手のリードは伊藤光選手や山本選手のリードとはタイプが違うので、こういう状況にならなくても普通に併用しても面白いかなと思いますし、
これからどうなるのか見物だと思います。