セリーグ先発投球数まとめ(1~30試合) ※スマホ非推奨
今回も投球数について書きたいと思います。
今回は、他球団の個々の選手の投球数との比較をしていきたいと思います。
今回は先発のみ取り扱います。
以下の数字は、各チームの30試合経過時点での投球数を表しています。
それでは他球団の投球数をご覧ください。
・阪神 (注1)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | 平均 | |
ガン | 108 | 92 | 86 | 92 | 114 | 100 | 592 | 98.7 |
青柳 | 105 | 112 | 120 | 110 | 94 | 541 | 108.2 | |
藤浪 | 103 | 99 | 121 | 94 | 92 | 509 | 101.8 | |
西勇 | 80 | 94 | 127 | 65 | 87 | 453 | 90.6 | |
秋山 | 90 | 96 | 110 | 62 | 94 | 452 | 90.4 | |
伊藤 | 85 | 114 | 124 | 323 | 107.7 | |||
チェ | 86 | 86 | 86.0 | |||||
計 | 2956 | 98.5 |
・巨人 (注2)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 合計 | 平均 | |
高橋 | 114 | 110 | 118 | 105 | 118 | 565 | 113.0 |
菅野 | 101 | 111 | 118 | 116 | 114 | 560 | 112.0 |
今村 | 112 | 100 | 142 | 98 | 71 | 523 | 104.6 |
戸郷 | 106 | 119 | 76 | 110 | 83 | 494 | 98.8 |
サン | 109 | 57 | 109 | 58 | 333 | 83.3 | |
畠 | 66 | 121 | 90 | 54 | 331 | 82.8 | |
野上 | 95 | 95 | 95.0 | ||||
井納 | 31 | 31 | 31.0 | ||||
計 | 2932 | 97.7 |
・ヤクルト (注3)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | 平均 | |
小川 | 87 | 105 | 110 | 62 | 91 | 55 | 510 | 85.0 |
スア | 94 | 87 | 95 | 99 | 92 | 467 | 93.4 | |
高梨 | 74 | 85 | 104 | 76 | 94 | 433 | 86.6 | |
田口 | 62 | 88 | 100 | 99 | 84 | 433 | 86.6 | |
金久 | 80 | 107 | 93 | 106 | 386 | 96.5 | ||
奥川 | 74 | 84 | 85 | 243 | 81.0 | |||
石川 | 67 | 67 | 67.0 | |||||
山野 | 49 | 49 | 49.0 | |||||
計 | 2588 | 86.3 |
・中日 (注4)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | 平均 | |
柳 | 75 | 95 | 105 | 116 | 106 | 113 | 610 | 101.7 |
大野 | 112 | 93 | 109 | 102 | 115 | 531 | 106.2 | |
小笠 | 109 | 114 | 84 | 109 | 74 | 490 | 98.0 | |
福谷 | 90 | 88 | 82 | 117 | 83 | 460 | 92.0 | |
勝野 | 83 | 90 | 78 | 87 | 96 | 434 | 86.8 | |
松葉 | 94 | 83 | 72 | 82 | 331 | 82.8 | ||
計 | 2856 | 95.2 |
・広島 (注5)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | 平均 | |
九里 | 97 | 80 | 106 | 90 | 114 | 109 | 596 | 99.3 |
森下 | 100 | 119 | 82 | 105 | 105 | 511 | 102.2 | |
床田 | 84 | 110 | 67 | 97 | 65 | 423 | 84.6 | |
野村 | 81 | 72 | 87 | 80 | 320 | 80.0 | ||
大瀬 | 87 | 76 | 104 | 267 | 89.0 | |||
中村 | 99 | 71 | 170 | 85.0 | ||||
高橋 | 78 | 84 | 162 | 81.0 | ||||
遠藤 | 80 | 79 | 159 | 79.5 | ||||
玉村 | 101 | 101 | 101.0 | |||||
計 | 2709 | 90.3 |
・横浜 (注6)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | 平均 | |
濱口 | 79 | 98 | 95 | 106 | 122 | 105 | 605 | 100.8 |
大貫 | 118 | 109 | 92 | 96 | 68 | 483 | 96.6 | |
阪口 | 112 | 96 | 87 | 86 | 381 | 95.3 | ||
京山 | 104 | 108 | 99 | 311 | 103.7 | |||
入江 | 85 | 85 | 87 | 47 | 304 | 76.0 | ||
上茶 | 52 | 98 | 98 | 40 | 288 | 72.0 | ||
坂本 | 88 | 98 | 186 | 93.0 | ||||
平良 | 59 | 80 | 139 | 69.5 | ||||
計 | 2697 | 89.9 |
いかがだったでしょうか。
数字を並べるだけでは分かりづらいところがあるので、ランキングにして並べたいと思います。
以下では、合計投球数と平均投球数のそれぞれ10位までのランキングを載せました。
・合計投球数トップ10 (注7)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | 平均 | |
柳D | 75 | 95 | 105 | 116 | 106 | 113 | 610 | 101.7 |
濱口B | 79 | 98 | 95 | 106 | 122 | 105 | 605 | 100.8 |
九里C | 97 | 80 | 106 | 90 | 114 | 109 | 596 | 99.3 |
ガンT | 108 | 92 | 86 | 92 | 114 | 100 | 592 | 98.7 |
高橋G | 114 | 110 | 118 | 105 | 118 | 565 | 113.0 | |
菅野G | 101 | 111 | 118 | 116 | 114 | 560 | 112.0 | |
青柳T | 105 | 112 | 120 | 110 | 94 | 541 | 108.2 | |
大野D | 112 | 93 | 109 | 102 | 115 | 531 | 106.2 | |
今村G | 112 | 100 | 142 | 98 | 71 | 523 | 104.6 | |
森下C | 100 | 119 | 82 | 105 | 105 | 511 | 102.2 |
・平均投球数トップ10
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | 平均 | |
高橋G | 114 | 110 | 118 | 105 | 118 | 565 | 113.0 | |
菅野G | 101 | 111 | 118 | 116 | 114 | 560 | 112.0 | |
青柳T | 105 | 112 | 120 | 110 | 94 | 541 | 108.2 | |
伊藤T | 85 | 114 | 124 | 323 | 107.7 | |||
大野D | 112 | 93 | 109 | 102 | 115 | 531 | 106.2 | |
今村G | 112 | 100 | 142 | 98 | 71 | 523 | 104.6 | |
京山B | 104 | 108 | 99 | 311 | 103.7 | |||
森下C | 100 | 119 | 82 | 105 | 105 | 511 | 102.2 | |
藤浪T | 103 | 99 | 121 | 94 | 92 | 509 | 101.8 | |
柳D | 75 | 95 | 105 | 116 | 106 | 113 | 610 | 101.7 |
この2つのランキングを見てみると、阪神、巨人、中日の選手が目立つように感じます。
これら阪神、巨人、中日では先発重視の投手起用がされているなという印象があって、ここにそれが表れていると思います。
一方、ヤクルト、広島、横浜では中継ぎ重視の投手起用。
ヤクルトは2つのランキングでともに選手がランクインしておらず、横浜は1選手ずつランクイン、広島は合計投球数で2選手、平均投球数で1選手のランクインに留まりました。
個々の選手を見てみると、ベイスターズでは濱口が合計投球数で2位、京山が平均投球数で7位にランクインしました。
濱口選手が1~30試合で出した605球という数字は、リーグの中でも多い数字で、少し過労が心配なところかなと思います。
ただ濱口選手は平均投球数ではランクインしておらず、登板のめぐり合わせでリーグでも多い投球数が出てしまった可能性もあるのかなと思います。
京山選手については、まだ3登板しかしていないので、過労とかはないかなと思います。
今回は以上です。
次回は、他球団の中継ぎ投球数と比べていきたいと思います。
(注1)ガン→ガンケル
伊藤→伊藤将
チェ→チェン
(注2)サン→サンチェス
(注3)スア→スアレス
金久→金久保
(注4)大野→大野雄
小笠→小笠原
(注5)大瀬→大瀬良
中村→中村祐
高橋→高橋昂
(注6)上茶→上茶谷
(注7)D→中日、B→横浜、C→広島、T→阪神、G→巨人
変わらない中継ぎ重視の投手起用【投球数から見るベイスターズ】
今回も投球数について書きたいと思います。
今回は、セリーグの他球団の投球数と比較して、ベイスターズにどのような特徴があるのか見ていきたいと思います。
2021 | 先発 | 中継ぎ | 合計 |
阪神 | 2956 | 1257 | 4213 |
巨人 | 2932 | 1389 | 4321 |
ヤクルト | 2588 | 1969 | 4557 |
広島 | 2709 | 1622 | 4331 |
中日 | 2856 | 1357 | 4213 |
横浜 | 2697 | 1902 | 4599 |
上の表は、2021年の1~30試合経過時点で記録した先発と中継ぎの投球数をそれぞれ表したものです。
ベイスターズが記録した先発投球数は2697球でリーグ5位、中継ぎ投球数は1902球でリーグ2位となりました。
これを見ると、ベイスターズでは中継ぎ中心の投手起用がされていることが分かります。
三浦監督の下では、先発投手が多くのイニングを投げるような方向で進んでいますが、三浦監督の意識改革だけでは難しく、
この中継ぎ中心の投手起用は、先発投手の力量の問題が多分に影響しているのかなと思います。
また今年は、9回打ち切りの影響で中継ぎを早い回からつぎ込みやすく、中継ぎをつぎ込もうというのがベイスターズの基本戦術となっている影響もあるのかなと思います。
DeNA木塚コーチ「先手必勝の部分」9回打ち切り - プロ野球 : 日刊スポーツ
今永、ロメロ、平良といった実力ある先発投手が帰ってくれば、中継ぎ重視の投手起用が変わってくる可能性もありますし、来年9回打ち切りでなくなった時にまた変わる可能性もあるように思います。
また上の表を見ると、先発と中継ぎの投球数を合わせた数字が、4599球でリーグ1位と多く、元々の投球数がかさんでしまっていることも分かります。
そもそもベイスターズは投壊状態で、全体の投球数が多くなってしまっている面も否めません。
投壊が投球数をかさませ、それが更に疲労を呼ぶような関係になっていて、投壊を防ぐことが何よりの疲労軽減に繋がると思っています。
それでは最後に去年との比較をしてみましょう。
去年の数字と、今年の1~30試合の数字に×4をして、120試合換算にして比較します。
先発 | 中継ぎ | 合計 | |
横浜 (2020) |
10355 (58.9%) |
7233 (41.1%) |
17588 |
横浜 (2021) |
10788 (58.6%) |
7608 (41.4%) |
18396 |
上の表では、先発と中継ぎの投球数の全体に対する割合も記したのですが、
見て驚く通り、2020年では先発58.9%、中継ぎ41.1%だったのに対して、2021年では先発58.6%、中継ぎ41.4%と、かなり去年と酷似しています。
これを見る限り、去年と同じような投手起用がなされていると言えますし、ベイスターズのチームの構造からして誰が監督でも中継ぎに頼らざるを得ないというようになっているのかもしれません。
また投手起用に関しては、去年から留任している木塚コーチがかなり決定権を持っているということなのかもしれません。
いずれにせよ、ベイスターズは去年とは変わらない中継ぎ重視の投手起用がなされているということが言えるのかなと思います。
今回は以上です。
次回は、セリーグの中でどの選手が投球数が多いのかを集計していきたいと思います。
先発は濱口、中継ぎは石田に酷使の兆し【投球数から見るベイスターズ】 ※スマホ非推奨
今回から投球数をについて少し書いていきたいと思います。
なぜ投球数かと言うと、登板数や投球イニング数以外に酷使度を測る指標として面白いと思うからです。
今回から30試合ごとに投球数を集計したいと思います。
なぜ30試合かと言うと、去年との比較がしたいからで、30試合ごとに出た数字に×4をするだけで去年の数字との比較が簡単にできます。
4月29日の今日、横浜DeNAベイスターズが30試合に到達したということで、ベイスターズの投球数を見ていきたいと思います。
以下がその数字です。
<先発>※1
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | 平均 | |
濱口 | 79 | 98 | 95 | 106 | 122 | 105 | 605 | 100.8 |
大貫 | 118 | 109 | 92 | 96 | 68 | 483 | 96.6 | |
阪口 | 112 | 96 | 87 | 86 | 381 | 95.3 | ||
京山 | 104 | 108 | 99 | 311 | 103.7 | |||
入江 | 85 | 85 | 87 | 47 | 304 | 76.0 | ||
上茶 | 52 | 98 | 98 | 40 | 288 | 72.0 | ||
坂本 | 88 | 98 | 186 | 93.0 | ||||
平良 | 59 | 80 | 139 | 69.5 |
<中継ぎ>※2
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 合計 | |
石田 | 10 | 23 | 26 | 19 | 17 | 16 | 22 | 18 | 15 | 14 | 15 | 22 | 25 | 29 | 271 | |
山﨑 | 17 | 16 | 7 | 16 | 25 | 15 | 9 | 9 | 17 | 9 | 13 | 9 | 8 | 25 | 19 | 214 |
平田 | 5 | 10 | 8 | 11 | 16 | 14 | 15 | 20 | 12 | 16 | 29 | 13 | 4 | 173 | ||
伊勢 | 34 | 18 | 39 | 7 | 3 | 11 | 19 | 15 | 23 | 169 | ||||||
砂田 | 16 | 9 | 11 | 15 | 16 | 5 | 7 | 15 | 13 | 13 | 13 | 12 | 13 | 158 | ||
国吉 | 22 | 36 | 25 | 37 | 34 | 154 | ||||||||||
櫻井 | 17 | 18 | 30 | 25 | 60 | 150 | ||||||||||
三嶋 | 3 | 14 | 9 | 17 | 13 | 14 | 16 | 15 | 8 | 18 | 17 | 144 | ||||
三上 | 16 | 23 | 29 | 13 | 25 | 30 | 4 | 140 | ||||||||
風張 | 29 | 19 | 38 | 86 | ||||||||||||
エス | 11 | 14 | 21 | 19 | 12 | 77 | ||||||||||
池谷 | 9 | 12 | 18 | 11 | 22 | 72 | ||||||||||
笠井 | 40 | 40 | ||||||||||||||
中川 | 28 | 28 | ||||||||||||||
シャ | 10 | 16 | 26 |
上の表は、登板ごとの投球数と、その投球数の合計を表したもので、先発に関しては平均も集計してみました。
この表を見てみて感じたことは、先発だと濱口、中継ぎだと石田に酷使の兆しがあるのではないかということです。
そう感じる理由は、去年との比較から。
まずは石田選手について。
1~30試合 | 31~60試合 | 61~90試合 | 91~120試合 | 合計 | |
パットン | 253 | 172 | 243 | 301 | 969 |
エスコバー | 220 | 239 | 247 | 153 | 859 |
国吉 | 234 | 218 | 215 | 103 | 770 |
平田 | 106 | 201 | 184 | 266 | 757 |
石田 | 124 | 222 | 197 | 173 | 716 |
山﨑 | 186 | 255 | 225 | 39 | 705 |
三嶋 | 216 | 150 | 150 | 184 | 700 |
伊勢 | 88 | 41 | 186 | 300 | 615 |
武藤 | 59 | 153 | 185 | 207 | 604 |
砂田 | 0 | 0 | 13 | 266 | 279 |
上の表は去年の数字をまとめたものですが、石田選手がこの30試合で記録した271球という数字は去年と比べてもかなり多い方であることが分かります。
271に4をかけると1084。
石田選手は、去年のパットン選手の年間投球数を凌ぐペースで投げているのです。
なぜ、ここまで石田選手の投球数が多くなってしまっているのか。
石田選手は登板数自体はそこまで突出しているわけではなく、イニング数も12.2回と登板数より少ない数字となっているので、
1アウトを取るまでにかなりの投球数を要してしまっていて、石田選手自体、打者に対してかなり窮屈な勝負を強いられているのかなと思います。
このままだと酷使になりかねないので、登板数を減らすか、石田選手の能力が改善するのを待つかという感じになるのかなと思います。
次に濱口選手について。
1~30試合 | 31~60試合 | 61~90試合 | 91~120試合 | 合計 | |
大貫 | 288 | 390 | 435 | 559 | 1672 |
井納 | 287 | 442 | 330 | 443 | 1502 |
濱口 | 551 | 448 | 349 | 85 | 1433 |
平良 | 519 | 401 | 0 | 433 | 1353 |
上茶谷 | 91 | 230 | 489 | 152 | 962 |
今永 | 500 | 400 | 0 | 0 | 900 |
上の表は去年の数字をまとめたものですが、500球以上に赤字を付けています。
なぜ赤字を付けているかというと、500球を投げるのを境に故障や投球数の減少が見られるからです。
シーズン終盤の大貫選手の例を除いて、今永選手と平良選手の例では故障、濱口選手の例では投球数の減少が見られます。
去年の実績を踏まえると500球を超えるのは、故障や身体機能の低下を引き起こす危険ありかなと思います。
そして今回の30試合で濱口選手が記録して数字は605球。
中5日を1回挟んだことで、登板回数が巡り的にたまたま投球数が多くなってしまった側面もありますが、
今日の先発が無くても500球は投げている計算となるので、酷使気味なのは少しあるのかなと思います。
今年は監督が三浦監督なので、同じ先発として疲労が溜まった時の対処法など指導を受けることもできるでしょうし、何とか怪我や身体機能の低下をすることなく乗り越えて欲しいと思います。
いかがだったでしょうか。
まだ30試合に到達していないチームが多いのですが、全セリーグ6球団が30試合を到達した時には、他球団との比較もしてみようかなと思います。
今回は以上です。
※1 上茶→上茶谷
シャ→シャッケルフォード
整い始める戦力、ベイスターズの反撃開始
投手を中心に続々と外国人選手の復帰が見られます。
シャッケルフォードにエスコバー、二人が加わったことで中継ぎ陣に安定感が生まれてくるでしょう。
そして昨日4月27日にはロメロが2軍で初登板しました。
結果は4回65球2被安打3奪三振1四球0失点。
最速153キロということで上々の仕上がりだと思います。
三浦監督曰く、
「ファームからの報告で状態がOKという報告が来てから(昇格は)考えます。(ファームで)イニング、球数をもう少し延ばすという報告は聞いています」
ということで、ファームでもう1回登板して、早くても再来週の1軍デビューとなりそうで、低迷するチームの起爆剤として期待したいところです。
またこの試合の勝ち投手は伊勢で、セーブをあげたのは三上でした。
三上選手はこの前の打球直撃による怪我が心配されましたが、すぐの復帰になって良かったと思います。
伊勢選手とともに頃合いを見て1軍に上げるだろうと思います。
昨日、中川選手の好投がありましたが、中川選手を中継ぎとして使うのはもったいないかなと思いますし、ファームで先発として大きく育って欲しいかなと思っています。
ロングリリーフは国吉選手が担えそうですし、中川選手は多分チーム事情の緊急昇格だと思うので、ここは三上選手か伊勢選手と交代になるかなと思います。
そして今日、なんと今永選手が2軍で7イニングを投げました。
結果は7回100球4被安打9奪三振1四球2失点。
7イニング、そして100球を投げたということは、かなり仕上がってきているのかなと思います。
早くても来週の1軍復帰になるか、怪我明けの心配からもう1週間様子を見るかというところだと思います。
先発・中継ぎともに徐々に戦力が整い始めてきました。
再来週には、
大貫ー今永ー濱口ー坂本ーロメロー阪口
でローテが組めるかもしれません。
中継ぎも6、7回をシャッケルフォードとエスコバー、8回を山崎康晃、9回を三嶋で固めることができれば、勝ちをこぼさないようにできるかもしれません。
ビハインドでは、砂田、平田、石田、国吉、三上or伊勢と、勝ちパターン経験者がズラリと並んでいて、場合によってはリード時の登板も伺う構成ができそうで、経験ある選手がチームに安定感をもたらしてくれればと思っています。
投手に関しては、戦力的には一定のメドがついてきたのかなと思います。
あとは更なる怪我人を出ないことを願いつつというところだと思います。
そして野手もかなり良い傾向が見られます。
外国人選手の復調が見られ、佐野、宮崎もチャンスで気負うことなく打席に立ててそうで、野手全体のムードが良くなってきているのかなと思います。
先日9選手の大量入れ替えがあり、乙坂、高城の先発抜擢や、今日は知野がスタメンとして出ましたが、
野手陣の落ち込んだムードを変える方策を繰り出しているのかなと感じていて、副作用のある荒療治の可能性もありますが、何とか良い効果が出始めているところなのかなと思っています。
投手、野手ともにポジティブな側面が見えてきましたし、ファンとしては見守るのみというところにきていると思います。
5勝20敗4分。(4月28日終了時点)
借金15からどこまで頑張れるか。
整い始める戦力。
不屈の闘志で巻き返して欲しい。
頑張れベイスターズ。
久しぶりに感じた勝利への執念
4月26日、5ー7で敗戦。
結果は負けでしたが、久しぶりに楽しんで試合を見ることができました。
今日のスタメンは、
1番中乙坂
2番遊倉本
3番右オースティン
4番左佐野
5番一ソト
6番三宮崎
7番二牧
8番捕高城
9番投阪口
乙坂、高城を1軍昇格即スタメンにしたことは印象的で、特に乙坂の躍動はチームに新たな風を吹かせたと思います。
そして特に印象的だったのが、各打者から感じれた勝利への執念。
1〜4番は全員マルチ以上で、オースティンと佐野は猛打賞と上位がしっかりと打ちました。
特に佐野は2本のタイムリーに犠牲フライ1本と、勝利への執念を体現しました。
1、2番を務めた乙坂、倉本は再三チャンスを作り、得点を呼びました。
7〜9回の攻撃では、あの阪神中継ぎ陣を苦しめていて、打ち出したら止まらないベイスターズが帰ってきているように感じれました。
ただ、あと1本及ばず敗戦。
田中俊太のエラーや、平田の勝負どころでの被弾などマイナス面はあったにせよ、それを覆い隠すほどの大きな光明を見出せたと思います。
それは、ベイスターズに勝利への執念が戻ってきたことです。
中畑ベイスターズからラミレスベイスターズ、そして3月26日の巨人との開幕戦で見ることができた勝利への執念をまた見ることができました。
できれば勝って勢いを作りたかったところだと思いますが、勝ち負けは運の面もあるのでしょうがないかなと思います。
これからもこれを続けて勝利を目指していって欲しいです。
今回は以上です。
大量9選手入れ替え、士気が上がらないチームに光明か
4勝18敗4分(4月24日終了時点)。
ここまで負けがこむとはシーズン開幕時には思いませんでした。
外国人の入国遅れ、外国人の昇格のタイミングなど、球団、首脳陣ともにミス続きだったことも、この状況を作り出した要因の1つですが、
選手の士気、モチベーションの低さもこの状況を作り出した大きな要因だと思います。
佐野、宮崎を中心に中軸の得点圏打率は低く、士気、モチベーションの低さがもろに表れていると思います。
士気、モチベーションの低さ。
チャンスでも簡単にアウトになり、守備では簡単にエラーをする。
三浦監督は選手に甘く、選手がダレていると思うファンの人が多いように思いますが、個人的にはどちらかと言うと選手側のやる気の影響が大きいように思います。
ではなぜやる気が低いのか、それは去年とは全く違う野球を強いられて、選手側からすると「去年はこうだったのに…」とモヤモヤを抱えたままに戦っているからだと思います。
この前向きに戦っていけないモヤモヤが選手の精彩を欠いたプレーに繋がっていると思います。
去年との違いに苦しむ。
牧など去年までチームにいなかった選手はしっかりと戦いに集中できている現状。
ファンが思っている以上にラミレス前監督の考えがチームに浸透していたし、その考えを中心にチームが1つにまとまっていたということなのかもしれません。
そして三浦監督が新たな考えを持ち込んだことによる混乱。
一時的な混乱なのかもしれませんが、それがチームの勝敗に与える影響は計り知れないものがあったと思います。
そして今日の大量9選手入れ替え。
登録された選手は、国吉、中川、高城、乙坂。
抹消された選手は、上茶谷、櫻井、風張、山本、関根。
注目すべきは、野手の入れ替え。
ここには、チームの空気を変える目的があるように思います。
外国人が続々と復帰し、”戦力的には”勝利に近づいていっている中で、勝利をするための最後のピースは選手の士気、モチベーションを上げること。
連敗続きで上がらない士気を、選手を入れ替え、チームの空気を一新して立て直す。
選手が抱えるモヤモヤを吹き飛ばす、そのような目的がこの大量入れ替えの目的だったのではと思います。
どのような形であれ、チームが1つになり、少しでも戦いに集中できるようになればもっと勝てるようになると思います。
三浦ベイスターズ、なんとか頑張って欲しいですね。
今回は以上です。
初回から全力で、長いイニングを意識しない、変わり始める三浦ベイスターズ
今回は以下の記事を読んで感じたことを書きたいと思います。
この記事で印象に残ったことは、大貫選手が「初回から全力で」と語ったことです。
「先制点を取られないように初回から全力でいく。長いイニングを投げようと思うのではなくて、1イニング1イニングをしっかり全力で抑えにいって、その結果、長いイニングを投げられればいいかなと思います。一人一人1球1球全力で投げたい」
長いイニングを意識しない。
このことは、三浦監督が掲げていた方針とは異なり、何かしらの方針転換があったのかなと思われます。
またこの続きに、
18日に好投した阪口のように初回から飛ばす気だ。
と書かれており、先日の18日の試合までには何かしらの方針転換があったのではないかと考えられます。
先日の阪口選手の投球を見て、見違える投球だなと感じた人も多いと思いますが、これは初回から飛ばしていったことでそのような投球に見えたということなのかもしれないですね。
先発が初回から燃えて敗色濃厚になる試合が多かったので、この方針転換は仕方ないかなと思います。
先発が長い回を投げることは、理想ではあるのですが、それは試合に勝てることが大前提な気がしていて、まずは試合に勝つことを目指していくことは良いと思っています。
2番強打者、長いイニングを意識しない先発、さまざまに変わり始めていく三浦ベイスターズ。
もがいてもがいて何かを変えようとしているのかなと思います。
何とか良い結果が出ることを期待しています。
今回は以上です。