ソト、オースティン入国不透明で加熱する外野スタメン争い
今回は外野手について書きたいと思います。
ソト選手、オースティン選手が日本に入国できるか不透明となったことは、外野陣にも大きく影響します。
元々梶谷選手の移籍でセンターが空きになったのですが、ソト、オースティンの入国不透明によってシーズン序盤は外野全て空きになってしまう可能性が出てきました。
センター→梶谷の移籍によって空き
ライト→オースティンの入国不透明で空き
レフト→一塁手ソトの入国不透明で佐野が一塁に回ると空く
上のような状況になる可能性があり、若手外野陣の奮闘が期待されるところだと思います。
センターの空きのみであれば神里選手を中心にその穴を埋めることはできると思いますが、レフトもライトもとなると、より一層厳しい状況に立たされることになります。
そこで今回は、昨シーズンのベイスターズ外野陣(佐野、ソト、オースティンを除く)がどのようなポジションを守ったのか、そのデータを見ていきたいと思います。
レフト | センター | ライト | ||
神里 和毅 | 一軍 | 7 | 17 | 10 |
二軍 | 0 | 2 | 1 | |
乙坂 智 | 一軍 | 4 | 8 | 3 |
二軍 | 0 | 0 | 0 | |
細川 成也 | 一軍 | 2 | 0 | 10 |
二軍 | 15 | 11 | 26 | |
桑原 将志 | 一軍 | 0 | 4 | 0 |
二軍 | 8 | 13 | 3 | |
蝦名 達夫 | 一軍 | 1 | 0 | 2 |
二軍 | 6 | 9 | 13 | |
宮本 秀明 | 一軍 | 1 | 0 | 0 |
二軍 | 16 | 22 | 14 | |
楠本 泰史 | 一軍 | 0 | 0 | 1 |
二軍 | 12 | 3 | 7 | |
関根 大気 | 一軍 | 0 | 0 | 0 |
二軍 | 18 | 15 | 7 |
上のグラフは、昨シーズンの一軍、二軍の外野スタメン数を集めたものです。
上から、一軍での外野スタメン数が多い順に並べました。
そして各選手の、一軍での外野スタメンの数字と、二軍で最も多くスタメンとして出たポジションの数字、二軍で15試合以上スタメンとして出たポジションの数字を赤く表示しました。
(二軍でのスタメンがどれほどの影響があるのか分からなかったので、二軍の場合スタメン15試合を基準にしました)
このグラフの赤文字から以下の分類ができると思います。
《レフト》
神里、乙坂、細川、蝦名、宮本、楠本、関根
《センター》
神里、乙坂、桑原、宮本、関根
《ライト》
神里、乙坂、細川、蝦名、楠本
能力値的には
神里>細川≧楠本≧蝦名≧関根>宮本・・・
(測定不能)乙坂、桑原※
というような感じだと思うので、
神里選手はスタメン確定として、残りの2枠を細川、楠本、蝦名、関根で争う形になるのかなと思います。
シーズン途中でソト選手とオースティン選手が帰ってきて、レフト佐野、ライトオースティンとなることを想定すると、センターを守れる神里、関根はそのままシーズン終了までスタメンとして出続けられる可能性が高いのでかなり有利なのかなと思います。
また三浦監督は「センターに求められるのは守備範囲が広い選手が必要なのかなと思っています」としているので、打撃度外視で桑原選手のセンター抜擢もないわけではないと思いますが、
これはレフト佐野、ライトオースティンとなって両翼の守備が弱くなった前提の話だと思うので、あるとしてもシーズン中盤あたりになるのかなと思います。
今回は以上です。
今回の投稿は、ソト、オースティンが開幕に間に合わず、佐野の一時的な一塁コンバートが行われた前提の話であることを注意しておきたいと思います。
また、上の外野ポジションの分類もキャンプを経て、外野間のコンバートなどで変わっていく可能性もありますので、この分類も仮定の話として考えていただければと思います。
次回は、昨シーズンベイスターズとは対照的な投手運用を行った広島カープについて書きたいと思います。
※一軍で打率.208の乙坂選手と、シーズンごとにも好不調が激しい桑原選手は評価が難しいので測定不能としました。もちろん一昨年以前の実績を考えると、乙坂選手も桑原選手もスタメン候補として有力であることは間違いないです。宮本選手はスタメンというよりは代走守備固めの位置づけになるのかなと思います。