伊藤光の省エネ配球
今日の試合、濱口投手が良い投球をしたと思います。
7回94球3被安打3奪三振2四球1失点。
7イニングを94球でまとめ、省エネな投球が印象的だったと思います。
ここまでの省エネ投球は、濱口にしては珍しいのかなと思います。
この省エネ投球ができた原因は、伊藤光のリードにあると思います。
伊藤光選手のリードを見てみると、打者との勝負を早め早めに行っている印象があります。
打者に勝負を強要する。
ストライクゾーンにどんどん投げさせるので、打者は勝負をせざるを得ない。
勝負の結果、打たれることもあるが、投手の球が勝てば省エネ投球ができる。
これが伊藤光のリードの根幹にあるものだと思います。
このリードは、三浦監督が考える先発投手に長い回を投げさせる投手起用を実現させうるものだと思います。
三浦監督が目指す像に近いことを、このリードで実現できるように思います。
戸柱選手や嶺井選手のリードだと、省エネ投球を目指しにくいところがあると思います。
両選手のリードは、どちらかというと、見せ球を使って相手の狙いを探って、それを元に勝負をしていくスタイルだと思います。
だから釣り球も多用するし、落ちる変化球を多用して、相手の反応を見て、相手の狙いを探っていく。
このリードでも、打者を抑えるという面では機能すると思いますが、こと先発に完投を目指させるのであれば、向かないリードだなと感じます。
チームの方針には向かないリードだと思います。
開幕直後から投手陣が崩壊気味ですが、この原因はリードが大きいと思います。
先発に長い回を投げさせようというチーム方針と、キャッチャー陣のリードの乖離。
伊藤光の復帰によってチームの方針と、選手のプレーがより一体になれるように思います。
伊藤光選手は、打撃面での期待も大きいですが、リード面の期待もかなり持っても良いのではないかと思います。
伊藤光のリードは打者とのガチンコ勝負な面があって、投手の能力に依存するところがあるので、もしかしたら炎上続きになってしまう可能性はありますが、
チーム方針と選手のプレーが一体になることによる良い効果は期待できると思います。
伊藤光の復帰はリード面でもポジティブに捉えられると思います。
今回は以上です。